美濃手漉き和紙展、はじまりました!
ここ数ヶ月、いろいろ大変でしたが、先日、美濃和紙ネットワーク21の若手紙漉職人のみなさんと、建築家の加納さん、ソーホーの所純子さん、家田紙工の家田学さん、家田宗典さんらのお陰で会場設営も終了し、翌日のオープニング・ティー・パーティとともに(家田紙工の喜久生さん、板垣さん、お手伝いありがとう!)、なんとか「all about 美濃手漉き和紙展」を開催することが出来ました!まさに、ほっと一息の今日この頃。昨日の日曜日もいろいろな方が会場を訪れて下さって、感謝、感謝です。
今回は、美濃手漉き和紙の原料展示から、道具展示、そして楮の収穫から紙漉、そして和紙が様々な商品になるまでを追いかけたアート・ドキュメンタリー映像「かみのめぐみ」(撮影・編集・監督:山川直人)も制作しました。
また、家田学さんがすっごくこだわった、こんにゃくのりで固めた青藁和紙クッションや、実際に和紙をいろいろ触っていただける体験展示(中でも「くらげライト」が私のお気に入り。商品化したいなぁ〜!)、美濃和紙ネットワーク21のメンバーで corsoyardの倉田君が漉いた最上級の雁皮紙に、岐阜で数年前から始まった「水うちわ再生プロジェクト」のリーダーでプロデューサーでもある蒲勇介さんがデザインした絵柄を、家田紙工の家田宗典さんが一枚、一枚丁寧に刷り、最後はうちわはり職人の住井さんがもちろん、ひとつひとつ丁寧な手仕事で完成させたオリジナル水うちわや、美濃和紙ネットワーク21のリーダー・加納君が漉いた楮和紙や雁皮紙に、私の知人であり尊敬する書家の岡本光平さんに130年以上前の古墨を使用して書いていただいた書の数々、透かし和紙の技法では天下一品の保木君の和紙にグラフィックデザイナーの羽良多平吉さんのタイポグラフィを漉き込んでもらって作成したあかりなど、さまざまな関連グッズの展示販売も行っています(商品は、展覧会会場の向かい側の「紙の蔵」にてお求めください)。
それらにすべて通じているのは、「本物」であるということ。
すべてがこだわりの「手漉き和紙」を使用し、すべてに手の仕事を通して伝える「本物の価値」が存在している、ということです。
私は岐阜県の手漉き和紙の文化と、火とあかりの文化をもう一度ひもといていくことは、個人のエゴや、自己満足を通り越せるもっと涼しげで、かつ強い大きな意志の在処、もしくは魂の共鳴するもっと遠くの「かみのめぐみ」に繋がっていくと信じている。
そこには、決して個人的なねたみや、いじけた気持ちや、めんどくさい感情は介入できない。私はそんな強い世界がきっとあると思っているのだ。
確かにすべては共同幻想の世界かもしれないけど、でも、女々しく(この漢字は本当は嫌いだけど、“女々しい”が意味する事柄や行為を女性が今まで示してきてしまったのだろうだから、共通言語としては使わざるをえなくて、現状は仕方ない。でも、女性も変わらないとね!)浅薄で、心が欠如したものごとに対しては絶対に拮抗する力になっていきたいと思う。自分の名誉や、お金や、うぬぼれのためだけに行動することだけは避けていきたいと切に願っているし、どんなに小さなかたちになっても、私は、私でいるために、そして、ある、あこがれる生き方や先人を目指していくために。そしてこの世界が、少しでも長く、雪の日の伊吹山を国道21号から見上げた時にいつだって感じるあの宇宙感覚のような、ミラクルの美に満ちた、人間の善と然を信じていられるようになっていくために。
うううううんと、話が逸れてしまいましたが、みなさん、ぜひ「all about 美濃手漉き和紙展」ご覧になってくださいませ。
そうそう、7/16(土)の最終日には、映像「かみのめぐみ」をきちんと観る会を開催予定です(ギャラリー内は、明るくて映像を綺麗に見ていただけないので)。山川直人監督をゲストにお迎えする予定ですので、みなさん、これもお忘れなく!

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