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July 2006

July 27, 2006

流火月 Aricoライヴのお知らせ

 やっと夏らしくなってきましたね。しかし、暑いね〜。岐阜は35度を超えたそうです。
 ところで、、最近私は熱中症予防も兼ねて、お塩に凝っています。毎日、チベットの天日熟成岩塩(赤塩)をちびちび食べては高賀神水をぐびぐび飲んで体力を保持しています。
 このお塩、温泉卵の匂い(硫黄の匂い)と味がして、とっても美味しいのです。毒出し効果もあるそうですが、本当にパワーが出るから不思議です。
 ところで、暑い夏に、ほっとする音楽を。
 恒例、後楽荘でのArico
(http://www.soho-japan.co.jp/arico/index.html)
のピアノライヴのお知らせです。
060730_chiashi_big
 今回は「ときあかり」をテーマに開催します。
 また、家田紙工さんの美濃手漉き和紙灯りを後楽荘さんの各部屋に置かせていただき、注文販売などにも対応できるようにしました。

 今回のみ、後楽荘の見学のみ参加も、無料でオッケーとしましたのでお時間、ある方は、ふらりと後楽荘の暖簾の向こうを覗いてみてはいかがでしょうか?
 由緒あるお茶室や有名なお庭も見学できます。(その場合は、受け付けでその旨をお申し出ください)

 ピアノライヴは、昼と夜の二部制ですが、現在、夜の部は、満席に近い状態になっています。
 昼の部(食事なしライヴのみ)は、まだお席に余裕がありますのでよろしければお友達などお誘いの上、七月は流火月とも呼ぶそうですが、流れる炎の如く、揺れるAricoのサウンドに酔いしれてくださいませ。

 会場でお会い出来るのを楽しみにしています。
 以下、ライヴのご案内をさせていただきます。

+++++++++++++++
Arico 月待ちピアノ・ライヴ
第五回 流火月〜ときあかりの章 at 後楽荘  
●日時:7/30(日)
●会場:後楽荘
※駐車場はございませんので、公共機関をご利用下さい。
 後楽荘を味わう特別な一夜。流火月(七月)は、ときあかりをテーマとしたしつらえと 、 後楽荘特製、七月のお料理、Aricoの新作アルバム「ときあかり」を中心としたスペシャルプログラムで皆様をお待ちしています。
★ Aricoの新作アルバム「ときあかり」(サイン付)の販売や、家田紙工特製、美濃手漉き和紙の灯りなどの販売
も行います!
<プログラム>
●受 付:昼の部 午後3時〜、夜の部 午後6時〜
●ライヴ:昼の部 午後3時半〜午後4時半 燈くらにて
    夜の部 午後6時半〜午後7時半 燈くらにて
●定 員:各40名
●お食事:午後8時〜午後9時半  後楽荘特製 流火月の夕餉〜ときあかり御膳    
   ※お食事は後楽荘内、各指定のお部屋にて
●余 談:午後9時半〜夜半  バータイム 燈くらにて      
      ※夜半から自由に参加いただけるバータイムです。
 お時間が許される方は「燈くら」にておくつろぎください 。
      小さな出会いのご縁を紡いでいただければと思います。
<会費>
●昼の部:ライヴのみ:4,000円(消費税込み、予約制)
●夜の部:食事付き:10,000円(ピアノライヴ、食事、ワンドリンク、消費税込み、予約制)
●余 談:3,000円(おつまみ、フリードリンク、消費税込)
●主 催:後楽荘
●プロデュース:古田菜穂子
●協 力:家田紙工、キューブクリエイション
●デザイン:小寺克彦

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July 19, 2006

itohen、訪問記

 先日、大阪にある「itohen(いとへん)」というとっても素敵なブックカフェに行った。というのも、数年前より家田紙工さんの1/100brand で和紙あかりをデザインしていただいている羽良多平吉さんの個展「未来のイヴ」が開催され、和紙あかりの新作なども展示されることになったから。

Harata_icon

 オープニングには、個展の音響デザインをしたAricoのライヴも行われ、本当に心地よい風を味わって来ることができた。

(http://www.skky.info/itohen/gallery/hq_harata.html のサイトで展覧会の様子や、画像なども見ることができます。)
 itohenは、アートディレクターの鰺坂兼充さんを中心としたクリエーター集団・SKKY(有限会社スカイ)のメンバーが運営しているブックカフェ&ギャラリーで、建物がそのままつながって裏が彼らのオフィスになっている。
  そこには、彼らのイズムや、クリエイション、好きなこと、モノ、人、気分などがそのまま現れていた。まるで日々が珠玉のワークショップやインスタレーションみたいな「場」としての「作品」のように。
 もともと私はブックカフェが好きで、もとをたどれば、20代の頃NYで見たライブラリーカフェ、パリのアーリキュアルのブックカフェ、そしてサンフランシスコのブックカフェ&ギャラリーに影響を受け、いつか自分もそんな場所をつくりたい、、、と願ったものだ。
 数年前、名古屋駅にある某大型商業施設のプランニングの仕事をさせていただいた時は、そんなイメージを結集させたカフェを作ってもらった。(残念なことに今は有名中華のお店になっています。私はあのカフェ、気に入っていたのですが、ちょっと時代が早かったのかなぁ)
 でも、よくよく考えてみたら、商業施設で、揺れるような感性を表現するブックカフェのようなエッセンスをキープすること自体が無理だったんだなぁと今は思う。
 密かな風の揺らめきにも似た心のざわめき、それは、大好きな本の1ページをめくるときの感触に似ている。
 その繊細な心持ちや表現は、いつもは見せない横顔のようなもので、月夜のさえざえとした光のように、実は、鋭い刀のような透明でまっすぐな「好き」や「嫌い」だったりするわけで。

Eve_itohen_6

 そんな表現に出会うことは、とってもまれ。だからこそ、その貴重な感覚を、<自分>に取り込んで、満足して、また新たな本の背表紙を探すような、そんな旅に出ることができるのだ。
 そんな場所では、コーヒーも紅茶も、本当に美味しくないと駄目なんだ。私の好きなオーガニックコーヒー、Dカフェでね。とか、ホントにアッサムでちゃんと煮出したロイヤルミルクティとか、密かにきんきんに冷えたヴーヴ・クリコが飲めるとか、、、そんなコトごとだって大切になる。
 もちろん、椅子の座り心地とか、壁に掛けられている絵や、小さなオブジェのチャーミングさ。そして何より、目の前に広がる「本の海」の表情には、遠く抜ける秋の空のような清々しさもなくてはならず、だからこそ、ここでしか出会えないと直感し、つい、手が伸びてしまう、運命の本、の、存在。
 クール&リラックス&リリース。
 「I shall be released」な風が、吹いている、ゆるゆるとした心地よさ。
 art, heart,earth みんな揃ってる、そんな「sense of place」。

Eve_itohen_5

 itohen は、そんな場所だったんです。本当に驚きました。
感謝しました。そんな場所に私を導いてくれた、みんなに。
(もちろん、そんな場所を創ってくれていた、みなさんにも)

『モーブージュ街の、家具一つ無い空虚な部屋の凍りつくような恐ろしい寒さの中で、彼(リラダン)は床に腹這いになったままインク壺の底に残った数滴のインクを水で溶かして、<未来のイヴ>の長い幾章かを書き綴っていた。』 (ギュスターヴ・ギーシュ)

 羽良多さんの「未来のイヴ」が、私に見せてくれたもの。
 手漉き和紙の向こうに。 Aricoの響きとしてのサウンドの彼方に。
 鰺坂さんの笑顔や、驚くほど美味しかった小さなトマトの一片や、
 最後に買った本・「あたまの底のさびしい歌」や。

 綴れ紡ぐ織物のように、私の心の奥の奥の奥の方にひそむ小さな叫び声を久しぶりに聴いた気がした。
 ブルーの窓枠は、小さな海。風鈴が、こっち、こっちと鳴いているような、切ない喜びの一夜があった。

 Eve_itohen_4

羽良多さんの展覧会は30日までです、ぜひ、お時間ある方は、「itohen」まで足を運んでください。(写真提供:鰺坂兼充さん thanks!)

Eve_itohen_3_1

いとへんBooks Gallery Coffee 
open 12:00-20:00 月・火曜 定休日
〒531-0073 大阪市北区本庄西2丁目14-18 富士ビル1F
Tel 06-6292-2812 Fax 06-6292-2789  E-mail itohen@skky.info

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