« 十六夜、行き道、帰り道。 | Main | 金の糸、たぐり寄せ »

March 06, 2007

フラッグアートが賞を頂きました!

 数日前に、中日新聞の記者の方から電話があり、
「フラッグアート展が、ふるさとイベント大賞で、最高賞の『大賞』を受賞しましたよ!」
との連絡をいただいた。
 え?ふるさとイベント大賞?  慌てて、ネットで調べたら、かなり権威ある賞の様子。

 「ぜひ、喜びのコメントを!」と記者の方が言ってくださって、本当に受賞したんだ、、と、じわじわって喜びが湧いてきた。
  
 でも、受賞は、主催団体としての商店街振興組合連合会が受ける、、ということで、企画制作の私や、ずっと一緒に頑張ってきた事務局スタッフは授賞式には呼んでもらえかった。
 そんな仕事の因果に少々胸を痛めつつ、、、いやいや、そんなネガティブな感情を選択するより、ゼロから自分が企画し、みなで力を合わせてそれを実現し、さらに11年間も継続し続けて来た「事実」、「現実」に目を向けた方がズッと建設的だと気持ちを切り替え、心から喜ぶことにした。
 
 12年前から一緒にこの事業を行ってきたソーホージャパンのみんな、本当に良かったね!!!!
おめでとう! そしてありがとう!!

 みんなの支えや、事務局としての地道な努力と作業がなかったら、私はきっと、どこかでくじけて、ここまで続ける事はできなかったと思う。

 それから、
 神田町商店街のみなさんも、おめでとうございます!ご苦労様です!
 いつも、ありがとうございます!
 
 思い起こせば、12年前、あ〜〜まだまだ30代だった私が、自宅の二階の屋根の上で、真っ青な空を流れる雲を見ていたときに、ハッとひらめいた「岐阜フラッグアート展」。
 「フラッグアート」というネーミング自体も瞬時に浮かんで来て、「これは、きっと良い文化事業になる!」と確信した。

 その後は、 産業文化につながるコンセプトをはじめ、さまざまなシステムについても、芋ずる式に次々と浮かんできて、「まちを歩いてめぐる公開審査」や、総合監修は日比野克彦さんに依頼しよう、、、などなど、そして岐阜の街にアートがぶら下がって、まちが美術館になっていく姿が次々とイメージできた。

 企画書を作り上げて、商店街にプレゼンした。
 いろんな反応がある中で、数名の人が企画を支持してくれて、始まった。
 数名の人は、「よくわからん!」という反応だった。
 だから、こういう企画は、まず形にすることが大切なのだ。
 形にして、見せて、他者からの評価を得てはじめて納得する人たちの方が、今の日本はまだまだ多い。。。

  最初は、旗の取り付けも自分たちで、高いイントレに乗って作業した。
  汚いアーケードの下での取り付けは、作業を終えると、鳩の糞で髪の毛が真っ白。
  幸い私は、高い所にのぼるのは苦にならなかったので良かったけど、夜中に鳩の糞まみれの自分って、いかにも情けなく、今では本当に笑い話だけど、ソーホージャパンの尾崎さんと一緒に、何度も、泣いたり、笑ったりしたよね〜。

 そんな感情論だけを語るのではなく、この事業には、たくさんの私のコンセプトがつまっていて、それが発展し、展開し、深まって、進化して、さまざまなその他のプロジェクトにもつながっていったんだ。
 現代アートというものの意味や、日本でも役割りについても、この11年間の活動の中で、私なりに随分実感し、同時に思考が深まった。

 参加してくれる若いアーティストの傾向や、作品の傾向からも時代や社会が見えてくる。
 本当に多くの人と出会い、触れ合った11年間。

  近いうちに、これらの活動の記録と社会的意味合いや、まちとアートをつなくということ、その実践の中での私なりの考えをきちんとした文書にまとめて、本にして、出版したいと思っている。
 (出版してくださるという奇特な方がいらっしゃったら、ぜひ、ご連絡を!)

  まちに旗めくフラッグアート。
  巷のアート。
  野晒し(のざらし)アート。
  この11年、フラッグアートを伝えるさまざまな言葉をコピーとして書き続けて来た。
 それらの言葉も、「フラッグアート子ども展」も、「メッセージ展」も、考え、企画した原点は同じだ。

 私はいつも、 風のように、
 ひとりひとりの固有な思いや言葉や生き方を、
 アートという自由な表現にゆだねて伝え、認め、創造したい。
 きっとそれが、みんなが生きる勇気につながって、
 自分の居場所への、固有な想いを感じながら、
<本物を選択できる>人が育ち、
<いわゆる偽物を否定できる>強さを持ち、
 そのココロは、
<ここでしかないもの、ここにしかないわたし>として進化し、
 自分やみんなの人生を豊かにしていくということを信じているのだ。

 フラッグは布。
 布も和紙も、漉いて、漉かれた、テキスタイル、ミクスチャー。
 エディトリアルなエンジンが超高速で時空を超えて絡み合って出来上がった
 とってもフラジャイルでノマドな存在。

 結局、ゆるゆるとしていて、一見、弱々しそうに見えながらも、
 結構、強靭で堅牢な存在自体が、
 好きなんだろうな。
 私って、奴は。

 今日は、美味しい赤ワインが飲みたい気分。

 夕焼けが、ベティブルーの黄昏色に溶けて行く。

|

« 十六夜、行き道、帰り道。 | Main | 金の糸、たぐり寄せ »

「文化・芸術」カテゴリの記事

Comments

突然のニュースにめちゃくちゃビックリしました〜!
私も嬉しいです!211のイベント中で『大賞』だなんて!
私もフラッグアート展のお陰で、いろんな事があって、
いろんな人と出逢ってるもんなぁ…と思います。今年もガンバリマ〜す。

Posted by: ジュンコ | March 07, 2007 at 05:30 PM

ジュンコちゃん、メッセージ、ありがとう。
本当に、いろんな人と出会ったし、いろんなことがあったね!

きっとW君も空の上から、あのいつもの
微笑みで、喜んでくれてるよね。

今、また、みんなで大笑いしてたマルコでの
一夜のことを思い出してた。
まるで昨日のことみたいだね。
うん、こういう記憶が宝物だね〜。
今年もよろしく!

Posted by: nf | March 07, 2007 at 11:56 PM

tbできず、こちらに失礼します。

Posted by: 全国グルメ紀行 | April 30, 2007 at 07:10 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/44514/14160130

Listed below are links to weblogs that reference フラッグアートが賞を頂きました!:

» 岐阜フラッグアート展が第11回ふるさとイベント大賞受賞!  [パワーの決算 交友録]
朗報は突然舞い込んだ。12年前にスタートした「岐阜フラッグアート展」が第11回ふるさとイベント大賞(財団法人地域活性化センター主催)を受賞したという知らせだ。早速このイベントの発案者、古田菜穂子に当時の思い出をインタビューした。古田とは25年以上の付き合いで、お....... [Read More]

Tracked on March 11, 2007 at 11:04 PM

« 十六夜、行き道、帰り道。 | Main | 金の糸、たぐり寄せ »