« 仕事 | Main | 彼方との往来 »

April 14, 2012

ふたたび須賀敦子

最近、ず~~ッと須賀敦子さんの著作にはまっている。

「ミラノ霧の風景」「コルシア書店の仲間たち」
「ヴェネツィアの宿」「トリエステの坂道」…、
そしてついにDVDブックや全集にも手が伸びてしまった。

41ovfmazmil_sl500_aa300_

毎日、彼女の文章を少しずつ、読み重ねている。

今でも彼女の息づかいが聞こえてきそうな文字の向こう、
過去と現在と、そして過去と。

彼女が今、この世界にすでに居ない事が
信じられない。

日本語の美しさをあらためて思い知る。
フランス語やイタリア語、キリスト教についての
生な感触、葛藤、無名の人々の精神のルーツ。

---------------------------------------------
きっちり足に合った靴さえあれば
じぶんはどこまでも歩いていけるはずだ。
そう心のどこかで思いつづけ、
完璧な靴に出会わなかった不幸をかこちながら
私はこれまで生きてきたような気がする。
行きたいところ、行くべきところぜんぶに
じぶんが行っていないのは、あるいは行くのをあきらめたのは
すべて、自分の足にぴったりな靴をもたなかった
せいなのだ、と。
(ユルスナールの靴)
---------------------------------------------

1929年生まれの彼女が、  
もし、今の時代を生きていたら、
この小さくなった世界をどういうのだろうか。

その屹立とした孤独な精神に、

つい、憧れる自分がいる。
孤独は恐れるものでもないことや、
信頼の中にもあるということを。

|

« 仕事 | Main | 彼方との往来 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

Comments

こんばんは、お久しぶりです。
中2・3年の同級生のF沢です。

今日こちらを発見しました。
中学の時と変わらず、輝いてますね。
なんかめちゃくちゃうれしいです。

とりあえず挨拶まで、
また時間をみてじっくり読ませてもらいますね。

では失礼します。

あっ「ふかさ」と言うのはわたしのHNです。

Posted by: ふかさ | April 16, 2012 10:46 PM

こんにちは、連日爽やかな春の風が吹き渡り、道行く人々の肌つやも生気をおびて参りました。

さて、先日コメントでご紹介したお寺での「な・な・ほ」コンサート、お陰様で4月17日岐阜新聞県内版で写真付きでご紹介頂きました。有り難いことです。
機会御座いましたら是非ご一読下さい。

今日も、又々ご紹介で恐縮ですが、今度は私も多少関係する予定です。

4月25日(水)メーテレ6チャンネルの朝の番組「ドデスカ!」の中の『信長が行く』と言う6時57分~7時までの三分間の生放送。

羽島市PRと言う事で、竹鼻別院の藤祭りや竹鼻祭の山車、他にも歴史民俗資料館とか十箇所位あるのですが、佐吉大仏も一コマ入る予定です。
生放送ですからどうなるか分かりませんが、今回はイブサンローランのネクタイで決めてみようかなと考えております。

Posted by: ヒラメ | April 17, 2012 05:42 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference ふたたび須賀敦子:

« 仕事 | Main | 彼方との往来 »