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May 02, 2012

彼方との往来

2012010215570000

久しぶりの休日。

たまったあれこれをしながら、身体も休めつつ、その中で、やるべきこと、
やりたいこと、などを頭の中で順位をつけつつ、
<貴重な休日>を過ごす。

このブログは、私の、私自身の心や精神のために書いている。
もちろん<備忘録>的要素や、<他者への呼びかけ>的要素も一部、
あるにはあるが
もっとも大切なのは、私自身のために、私が必要としたときに
書く事によって、自分を大げさに言えば<保ち>、<救う>ためにしているものだ。

書く事や、考える事、読書や、観る事、時おり精神を別の場所に
移す事などは、私にとっては、生活の中での必要不可欠な行為であって
それは、自分が生きていくために、限られた時間の中で
切実な行為として、その切実さを実感できることへのよろこびをもって
行っている。

そのため、そういった行為に割ける時間は、珠玉の輝きに近い
貴重なもので、日常のあれこれが優先される事の多い現在の暮らしの中では
どうしてもあとまわしにされる分、中途半端に向き合いたくない。
これは自分のルール。

誰の為でもなく、特定の目的や利益構造の為でもなく、
ただ一心に、自らの為に費やす時間の有り難さ。

その<遊び>を享受することが
私をつくり、弾力性をつくりあげる。

そんなことを、こうして、言葉によって、ふわりとしたかたちにする。
そんな時、じわじわと訪れてくるさざ波のようなよろこびが
明日への希望となるのだ。

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「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

Comments

『このブログは、私や、私自身の精神のために・・・中略・・・〈保ち〉〈救う〉ためにしているものだ』

(そうであるならば、何の目的でブログとして公開されるのであろうか?書くこと自体によって所期の目的が達成されるのであるから、書き終わった時点で全ては終わりで、書くこととは関係のない読んで貰うと言う事は必要としない筈である)と、さっきまで思っていました。

これを別の角度から考え直してみました。

私たちは読書するためには、本が要ります。書いたものがなければ読むと言う行為は成り立ち得ません。
書くと言うことは、その逆で、読む人がなければ書くという行為自体が成り立ち得ないと思って見ました。

言葉を「紡ぐ」という表現をよくします。私としては【織る】という方が良いと思いますが、殆どの場合、その作業には他者を必要としません。

頭の中で自分自身にあるところのものを引き出し、それを基に頭の中で一つのイメージを作り上げ、後は行動に移すばかりです。

書くと言うことは、後で読まれるために記録に残すわけですから、書くという行為自体に読まれると言う事が必然的に含まれ、未公開と言う事は原理上難しいと思いました。
日記や覚え書きなどは主に自分自身を読む人として想定しているのですが。

勿論、書くと言うこと自体に楽しさや喜びもあり、書いていくことによりイメージが喚起され、自分自身を向上させたり変えたりする働きがありますが、これは空想の世界においても実現できることです。

同じ言葉を使ってする事でも、空想は読者を必要としないのに対して、作文筆記はそうでないことにおいて、違いが明確化されます。

この様に書くことをとらえますと、空想は自分勝手に幾らでも羽を伸ばしていけますが、書く行為には未知なる他者の参入を前提としますので、通じる通じないという言葉の吟味が非常に厳しくなります。

しかしながらこの厳しさに耐えない限り、自分自身が織った言葉の織物に価値が生じません。


以上の様にとらえ直しまして、Ms.Fが書かれましたこととその文章について、その事のその時点における心理的必要性とは別に、集中力や洞察力、想像力等を駆使されたseriousな精神運動が現出されていることについて深く敬意を表します。

書くと言うことは、たとえそれが自分自身以外には読まれないことを想定したとしても、本当は結構勇気が要るものだと思います。

Posted by: ヒラメ | May 08, 2012 at 05:47 AM

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