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July 04, 2015

「つる と はな」という雑誌を買ってみた

骨折のお陰で、おおむね自宅で仕事をしているため、

合間にいつもより読書ができて、嬉しい。                                                          新聞の広告で見た「つるとはな」という創刊2号目という雑誌の特集に
私が好きな作家2人の名前があり、即、Amazonで注文した。
 
たまたま、須賀敦子さんの「ヴェネツィアの宿」を
もう何十回目になるけれども読み直していた直後だったので
まるで運命みたいな気持ちで
「初公開 須賀敦子からの手紙(後編)」という見出しに惹かれた。  
 
2015070410510001
 
須賀さんの自筆。
思った通りのまぁるい、
やわらかなきちんとした文字。
手紙の文章には間違いがほとんどない。
万年筆の色も太さも、一環してお好きなものがあったことが伝わってくる。       
文学者としての言葉へのこだわりが、
日常に選択される言葉としても
自然に伝わってくる。 
決して大げさではなく、決して飾っていなく
しかも正しいのに、風のよう。 
亡くなる少し前に書かれた手紙、
文中にある
「あなたに山ほどありがとう。」
そして最後に
「キリがないから、さようなら。」     
 
今も、私の心の在処を、しっかりと感じさせてくれる、その力に
私はひたすら、立ち尽くすだけ。 
 
もうひとつの特集が、「詩人 メイ・サートンの肖像 孤独こそわが領土」
 
2015070410510000 
 
「孤独こそわが領土」。 
こんな言葉を言える人が、どこにいるだろう。
強いだけではない、弱さも識る人だからこそ。
なくなる前年に書かれた言葉。
 
「私から年齢を奪わないでください。
働いて、ようやく手に入れたのですから」  
 
 

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Comments

こんにちは。
大変関心を持つことが書かれていましたので少しだけ書かせて頂きます。

それはメイサートンという方の「孤独こそ我が領土」という言葉に関してですが、詩的表現としては秀逸かも知れませんが、考え方それ自体としては珍しいことでなく、ある方達、私もその一人のような気がしますが、にとってはごく普通の発想です。

心理学的な捉え方ですが、ピアメロディ「恋愛依存症の心理分析」大和書房という本があり、アマゾンで入手できます。

以下はこの本に書いてあることです。

恋愛依存は、恋人に依存して生きるのですが、問題は恋愛依存症者がしばしばパートナーとして選ぶ、或いは望む人に、一定の傾向があり、その傾向を持つ人達を「回避依存症者」とこの本で称しています。

依存症とは自我の確立が不十分で、アイデンティティを安定的に感じるために、親とか恋人とか子どもとか、誰かの支えを必要とする人です。

回避依存症者は、それとは正反対で、自我の確立が人より早く※行われてしまい、自分一人で生きることに子どものうちから平気になっているを人を言います。「おとな子供」という言葉があると思います。

この人達は、人間関係で自我の安定を図りませんので、人との関係はお付き合いとしてなされる場合が殆どです。子どもの頃から大人意識を持っていますから、回りに気をあわせて、責務を背負い込み、大変疲れやすい傾向があります。

しかし周囲に合わせる事は出来ても、元々自我は堅固ですから、容易に変えられません。そこで、アイデンティティの安定は「事態の回避」という形で図らざるを得ません。

依存症の人にとっては危険事態の孤独が、回避症の人には安全地帯になります。
また陰陽の関係で、依存症と回避症の人が出会うと、ペアを作り勝ちです。

トンデモナイ事を書いているように思われるかも知れませんが、「孤独こそ我が領土」というのは、「自分の部屋は自分の部屋」というのと同じ位自然な表現に感じますので、そう思うにはその心理的背景もあると言うことを記したかったわけであります。
メイサートンに合致しているかどうかは、知りませんが、そう珍しいことでもないということです。

※1つの例として、親が非常に虚弱な場合、子供のうちから、親は頼る存在でなく守っていかねばならないという意識を持ちます。すると、精神的自立が非常に早く行われ、そう簡単に人に甘えることが出来ない性格が形成されてしまいます。

Posted by: ヒラメ | July 26, 2015 10:05 AM

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