アート

November 13, 2011

音に揺れる

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 10月30日、都ホテルの最上階の天空ステージ「ザ・スカイバンケット」で、
長良川と金華山を背景に、友人のAricoの黄昏ピアノリサイタル
「Arico 長良川を奏でる」
長良川おんぱくの最終イベントとして行われた。

 長良川おんぱくは、岐阜県とおんぱく実行委員会との共催事業で

私もことのほか思い入れの強いものだったし、

 実現できたことが、何より嬉しかった。

 そしてそのエンディングとしてのAricoのピアノは、一音、一音、力強く、
  かつ繊細で、まさにAricoのサウンドそのものだった。

 久しぶりに心が揺れて、揺さぶられ、彼女の世界が自然にすっと広がって、

 長良川や、岐阜の空気、

 会場の人々との透明でクリーンな関係性が詩的に響き合っているようで、
 本当に心地よかった。

 彼女の紡ぎ出す音の世界はとても雄弁だったけど、でも、押しつけがまくない。
 だけど、しっかり自分の音色が立ち上がっていて、美しくて、チャーミングだった。

 背中越しのAricoの演奏を見続けたのは、彼女と出会って10年以上経ったのに
 はじめてだった。
 でも、その背中も良かった。

 

 一期一会の出会いを慈しみ、感謝し、
 音の中で小さな光を紡ぐ彼女の姿は、

 まさにそのためだけにある、という感じで
 まれに見る素晴らしいステージだったと思う。

 私はその中で、沢山の勇気と元気をもらった。

 これが岐阜の、長良川や金華山のマジックかもしれなくても、
 明らかに彼女の変化は前向きで
 私はとても嬉しかった。

 そして幸せだった。

 そんな時間を創造してくれたAricoはもちろん、
 このイベントを支えてくれた、
 全ての人や全ての想いや、それにつながる過去や未来や、
 環境や空間や、すべてのすべてに感謝したいと思った。
 (もちろん、そこに至るすべての私自身の運命の流れも含めて)

 Thanks again,from my heart.

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September 18, 2011

瞬間享受性。。

 

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 昨日、台風が近づく大雨の中、昔からの友人のディナーライブに行った。

 友人の演奏は良かった。パワフルで。音の響きも。
 でも、何だろう。。。

 いつも、感じる<もの>がない。

 それは私が変わったからなのか? それとも。

 そのディナーライブは、食事も売りで、それなりの値段を出している。
 実は、そのディナーライブの第一回に私は参加した。
 そのときの食事の感動は、今も忘れられない。

 しかし、それも、私が変わったからなのか。
 それから何度となく、美味しいフレンチや、イタリアンや創作料理を口にすることで
 もっともっと世の中に沢山ある、<美味しさ>を知ってしまったからなのか?

 でも、、いつも、私が感じる、味のマジック。
 料理人の<気>のようなもの。

 その料理人に期待した、深い、味わい。

 それがとても単調で、食事をしたあと、帰り道、
 すごくおなかがすいてしまった。
 美味しいものをいただいたときの、あの幸福感、、が足りなかった。

 音楽も同じだった。
 いや、演奏は良かった。でも、何だろう。

 映像が流れていたから?トークが妙に上手になっていたから?
 私の耳や、心や、五感が鈍感になったから?

 私の求めるものが変わったから?

 プロフェッショナルって、何だろう。
 演奏家、って、料理人、って。

 すべてに一期一会の感動を求めるのは、酷なのか。

 でも、私は、アーティストは、いや、Creator には
 一期一会の真剣勝負を求めてしまう。

 あなたの人生のルーティンにお金を払っているんじゃなって
 思ってしまう。

 私は、<作品>を見に来たのに、と言いたくなってしまう。
(それが間違っていたのかもしれないけど)

 厳しいけど、それが、私の今の、Artや、Creativeへのく価値観>なのかもしれない。
 たぶん、以前より、ずっと、その瞬間享受感性の
 ハードルが上がってしまったのだろう。

 そっか。。。きっと、それが
 まったくプライベートのマイナー感覚の、
 My back pagesなのだ。

 Ah, but I was so much older then,I'm younger than that now.

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October 19, 2008

Sunday Holiday

20081001  昨日まで、私が企画制作をつとめている四国、高松の四国民家博物館の秋の特別企画展「形と素型展」の準備のため、四国に出張していた。
 みなで頑張り、なんとかオープンにこぎ着けました。

 みなさん、ありがとうございました&ご苦労様でした。

 昨年の、骨董会のカリスマ(であり私が尊敬する)坂田和實さんによる<民具をアートの視点で見直す>をコンセプトにした第1回企画展「くらしのかたち展」に引き続き、第2回目を迎える今回は、<民具をデザインの視点から見直す>をテーマに、折形研究所主宰で、グラフックデザイナーの山口信博さんと、デザイン評論家の羽原肅郎先生を企画ディレクターの迎え、かなりオリジナルな企画展になったと思います。

 詳細はここをご覧下さい。

 凛として、深々とした、よい展示になっています。ぜひ、お時間、ある方、ご覧下さい。
 決して損はさせません。

 そんなわけで、忙しくしていた日々だったのですが、今日は久しぶりの休日。

 天気も良いし、何もしないでいよう!と思いつつもそんな訳にも行かず。。

 午前中はメールを送ったりと朝から集中して仕事をこなし、その後、BSで米大リーグのアメリカン・リーグ優勝決定シリーズBoston Red Soxと、 Tampa Bay Rays 試合を見た。
 今までは取り立てて関心がある方ではなかったのだが、ふとしたきっかけで見るようになった。今では、Red Soxの松坂岡島、そしてRaysの岩村の活躍を見ているだけでも面白く、ドキドキ、ハラハラしながらライブ中継を見ていると、これがなかなか面白いのだ。

 私は今は、Red Soxを応援しているのだけれど、でも、対するRaysの岩村も、結構良いんですよね。表情もプレイも、本当に日本のサムライみたいで。。。

 海外で頑張っている日本人はみな、素敵です。もちろん、国内でも頑張っている人は素敵ですけど。。

 その後、部屋の掃除をしていたら、昔、購入していた毛糸がそのままになっていることに気づき、久しぶりに毛糸玉にしておこうと、くりくりやりはじめたら、これが、久しぶりなので、絡まって、絡まりまくって大変なことになってしまった。

 やっぱり物事は、はじめが肝心。最初をはしょると、結果、大変な事になるっていう見本みたいなことになった。

 絡まった毛糸ってどういう状態か、想像できる人はいるだろうか。
 (手芸をやる人は分かると思うけど)しかも、これは、極細糸だったのだ。
 でも、私はなぜか毛糸に関しては絡まったものをそのままにしておけないタチなのである。
 絡まった人間関係をそのままにしておけないと同様に(しばしば、そのままでしかいられない場合もあるけれども)。

 ということで、野球を見終わって、本当ならのんびり過ごすはずだった日曜の秋の午後、ほとんどの時間を費やして、絡まった毛糸の糸ほどきにあたってしまった。

 絡まった糸と糸の間を丁寧にほどき、丸めて行く。
 無心に、集中する。
 イライラしたらおしまいだ。
 結局、自らが招いたことなんだし。

 まるでアイスランドの先端の岬でかすかに吠える犬の紐を辿り、辿って
 探し続けているような気持で、
 気が遠くなるような膨大な毛糸のもじゃもじゃを
 整え、整え、ひたすら巻き続けた。

 そして、出来上がった毛糸玉がこれ。
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 最初、部屋中に蜘蛛の巣みたいに広がっていた(ちょっと大袈裟かもしれないが一時はそんな気分だったのだ)毛糸が、こんな小さくまとまってしまった。。

  一瞬、この小さき毛糸玉のために何時間も費やしたのかと思わないでもなかったけれど、
  でも、私は、満足だった。
  いや、逆に、すごくハッピーだった。

  最近、ほとんどお酒が飲めなくなってしまったけれど、もし今が夏だったら、冷たいビールで乾杯したい気分だった。

 そして次の瞬間、はたと気づいた。
 この毛糸で何を編むのか。
 そしてそんな時間が果たして私にはあるのだろうかってことを。



 
 

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August 29, 2008

NYIGF2008だより(2)

 みなさん、こんにちわ。
 毎日、NYからのレポートを書こう!なんて最初は思っていたのですが、実際、フェアに突入してしまうと、日々、忙しくてそんな余裕なんて、ぜんぜんありませんでした。

 ごめんなさい!!

 ということで、無事、フェアを終えて帰国しました。
 今回は、ほんとうにいろいろなことを考えた一週間でした。

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 アメリカの市場は、明らかに下り坂傾向にあるようですが、でも、その中でも頑張っている人は頑張っているし、やっぱりどんな状況になっても、最終的には「人」が重要。

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 今回、はじめてSMPさんとのNYIGFをご一緒させていただいて、昨年は気づかなかった新たな経験を沢山させていただきました。

 
 例えば、ブース内でのSMPのみなさんの動き、それに比例して流れるように動く、バイヤーの動きなどから学ぶ事が多かったです。

 

美濃手漉き和紙/「a piece of natural paper」への反応は、昨年同様、一様に「美しい!」と言っていただきましたが、その後の購入に結びつくワンステップ、ツーステップ、 長年、手漉き和紙の仕事に関わってきて、いろいろなものづくりをしてきた中で、足りなかったものに気づきました。


 
毎日、SMPさんの大ヒット商品である「message bean」 を手に取るバイヤーのみなさんの表情を見ていて分かったこと。。。

 
ほころぶ笑顔。驚き。そこから彼女たちがイメージするもの。

 
そこには、
 
暮らしの中での<人を幸せにする商品、デザイン>
 
別の言葉で言えば、<小さな幸せのおすそわけ>と、
 
<ふとした笑みがこぼれるユーモア> があるのです。

 
これが今、とても大切なことだと思いました。

 時代がますます混沌としていくからこそ、 
 社会がますます問題を孕んでいくからこそ、
 
人と人、人とモノ、人と世界をつなぐ仕事をしている私達は、
 
もっとシンプルに、人間のこころに届く
 
本物のものづくりや、ことづくり、コミュニケーションを 
 行う必要があるのだということ

 
そんな、ささやかだけど、とっても大切な発見に結びついた、今年のNYIGF。

 次回、若干、番外編を書きたいと思います。

 みなさん、ほんとうに、お世話になりました〜。

 今回、沢山の、良い出会いをいただきました。
 感謝、感謝ですhappy01

 では〜。また!

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July 23, 2008

梅田ロフトで美濃手漉き和紙を販売中!

 先日、大阪梅田ロフトに、私が商品ディレクターをしている家田紙工の美濃手漉き和紙の新シリーズ「a piece of natural paper」を中心とした1/100ブランドグッスの数々を納品に行ってきました。
 これが完成した展示風景。。

Dsc02334   今回は、梅田ロフトでのはじめての家田紙工グッズの企画展示で、しかも場所がロフトの正面玄関口から入ってすぐのとっても目立つ場所!

  夏らしい季節もののコーナーということで、、私と、4月から新しく家田紙工の社員になった小里さんというニューフェイスと共に行ってきました。

  梅田ロフトさんとは、2月のギフトショーで文具担当の小山さんという方にはじめてお会いして、意気投合(私が勝手にそう思ってるかな?)し、今回、小山さんが気を利かせてくださって、1階フロアーの担当者である柏木さんという方に話をしてくださり、この夏の企画として実現しましたhappy02

 この美濃透かし手漉き和紙シリーズは、とにかく私の思い入れがたくさん、たくさんつまった商材です。一昨年の冬から企画をしはじめ、丁寧に作り込んできたものです。

 今はそれぞれ別の道を歩んでいる家田紙工の2名の女性スタッフとのチームでプロジェクトを組み、「ひたすらオーガニックにこだわった」「インテリアにも利用できる」「捨てる所の無い」「ここにしかない」「おしゃれな」「布のように使える」和紙グッズを作る事。。。

 たくさんの紆余曲折を経て出来上がり、以前も家田紙工のブログで書きましたが、昨年のニューヨークギフトフェアで世界デビュー(?)し、そののち、2月の東京ギフトショーで国内初デビューを果たしました。

 でも、本当はその前に、RARI YOSHIO  さんの東京の個展などでの発表が先だったのですが、ここでも有り難い事に大好評で(南青山スパイラルでは完売したそうです)、、でも、大
阪は初デビュー。。。

 今回の「a piece of natural paper」シリーズには、作家の宇津木哲子さんの新シリーズ「in the forest」も加わりました!

 そのほか、1/100ブランドを立ち上げた時、一番コラボレーションした、宮田香里さんの和紙便箋、ノートなどのステーショナリーや、デザイナーの羽良多平吉さんやフォトグラファーの四宮孝仁さんの手漉き和紙行灯などのさまざまな和紙グッズとともにお目見えですが、果たして、大阪のお客様に受け入れていただけるかどうか、どきどきです。(大阪の皆さん!ぜひ、よろしくお願いします〜)

 展示替えは、夜6時頃から(まだ、お店が開いている中)はじまり、私たちは8時すぎまでお手伝いして一路、岐阜に戻りました。

 そのあとは、担当の柏木課長さんが、しっかり仕上げてくださいましたhappy01

 みなさん、大阪にお立寄の際は、ぜひ、梅田ロフトに足を運んでください。8月中旬頃まで展示販売しています〜。

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April 07, 2008

ギャルリももぐさ〜しろ いずる 白

 先月、久しぶりに多治見の「ギャルリももぐさ」に行って、「古道具坂田展」を拝見に行ってきた。

 ももぐさの安藤雅信明子夫妻とも、もう7〜8年の付き合いになる。

 そして、今回の企画展の企画出品者である「古道具坂田」の店主、坂田和實さんは、昨年、四国、高松の四国村での、民具の企画展をお願いして、ご一緒して以来、私がもっとも尊敬する大人の一人。

 もう20年以上前に,目白にある「古道具坂田」にお邪魔して以来、ずっとあこがれ、いつか、一緒にお仕事ができたら、、と願ってきた人だ。

 そして私がいつか、坂田さんにふさわしい人間に(当時は、あんな大人になりたいと、思っていた)近づいた時に、きっとご一緒できるのでは、、と思って来た。

 そして20年。
 昨年は、その夢がひとつ実現した。

 でもでも、私は坂田さんのところでは、ほとんど買い物をしたことがない悪い(?)お客さんだった。
 だからという訳ではないのだが、「ももぐさ」で、やっと坂田グッズを購入することができたのだ。

 
 一目見て気に入った、坂田チョイスの「くらわんか手白磁皿4枚セット」
 こんなパッケージです。ももぐさのセンスが生きています。

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順々に丁寧に、包みをひらいていきます。

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どう??

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4枚がお目見え。江戸後期、、ということだが。
すごくモダンです。
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ちょっとクルミとか入れてみました。。。

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 いかがでしょうか???

 私にとっては、この白磁皿は、骨董というよりも、

 例えばルーシー・リーや、
 部屋の片隅でいつも私を見てくれている、
 リサ・ラーソンのブルテリア犬の「白」(勝手に名付けている)や(他の犬では駄目なんです)、
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こちらも私の部屋を彩っている篠原芳子さんの作品(和紙の積層で出来ている:写真が悪くてごめんなさい)の「白」
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に通じる、ホワイト オン ホワイト の「アート」でもあるのです。

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March 02, 2008

エリザベス〜寛容と慈悲の心

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  昨日の夜、息子と二人で久しぶりに映画「エリザベス〜ゴールデン・エイジ/ELIZABETH:THE GOLDEN AGE」(監督:シェカール・カプール/出演:ケイト・ブランシェット、ジェフリー・ラッシュ、クライヴ・オーエン他/2007年/イギリス映画)を観てきた。
(ここで言う、久しぶり、というのは、息子と一緒に、、というのが久しぶりなわけで、私は映画はしばしば観に行ってます。あしからず)

 実は、私はこの映画を観るのは二度目(ほんの数日前に一度、観た。その時、珍しくパンフレットを購入し、家に帰って読んでいたら猛烈にもう一度観たくなった)。
 つまり、それだけ面白かったし、とにかくきちんと見直したかった。

 衣装の素晴らしさ(第80回アカデミー賞、衣装デザイン賞を受賞!)、セット、ダイアローグ(英語のセリフ)の美しさなど、一度目には気づかなかった発見もあって、この作品の情報量の多さに圧倒される。

 例えば衣装で言うと、スコットランド女王のメアリー・スチュアートは、以前、フランスに嫁いでいたことがあるため、衣装にはフランス好みに装っている、、とパンフレットに記されており、その視点で見直すと、明らかにエリザベスとは違うデザインテイストであることがドレスの繊細な刺繍模様から理解できる。
 これはほんの一例で、とにかく全編、映像、音楽、美術、演出…あらゆるところに渡って、とことん「こだわって」製作されているから、私の目は、もう喜びっぱなしの1時間54分。

 今回は、前回、観た時よりもさまざまなシーンの中に織り込まれたメッセージがぐいぐい浮かび上がってきたし、人物の相関関係もよりクリアに観る事ができて、やっぱり映画って、文化であり、総合芸術であり、ほんと〜〜に面白い。

 一番の発見は、「恐怖が恐怖を生む」というエリザベスの言葉。
 そうか、ここには、あの、9.11へのメッセージがあったのだと、二度目でストンと心に落ちて来た。
 監督がこの映画を何故、今の時代に作りたかったのか。
 宗教戦争をしかけたスペインは、現代のアメリカでもあり、宗教の名を借りて、結局は自国の富のために他国で戦争を起こす人間の傲慢さの象徴。
 エリザベスは、「寛容」を伝えている。これは、実は、ローマ帝国をまとめたローマ人のテーマでもある。
 紀元前も16世紀も、そして21世紀も。
 宗教や正義はすり替えられた免罪符。その名の下に、「寛容」から離れて、他者を攻撃することに自己の道を見いだそうとする人間の「傲慢」。

 エリザベスもまた、人間の「恐怖」や「傲慢」に翻弄される。でも彼女は違った。
 エリザベスは、葛藤の末、勝利した。
 それはエリザベスが、「ジェンダーを越え」「恐れを手放し」「許し」に向かう「内省」と「寛容」の心を得、それを体現したから。その彼女の姿を「神」は受け止め、翼を与え、風を起こし、光射す奇跡の中、スペインの無敵艦隊は海に沈む。
 その奇跡はミラクルではなく、人間が、決して抵抗することのできない真実=宇宙の法則として描かれるのだ。

 神は、宇宙は、生は、寛容なもののそばに常に在る。
 そして愛もまた、男と女という固有な性の中で育まれる愛を超えた所、すなわち「慈悲」の中に存在するのだ。
 「慈悲」には、「所有」も、「エゴ」もない。

 この映画は、衣装、音楽、美術、映像など、例えばエンターテイメントとして一回観るだけでも十分、楽しめる要素を含みながらも、そのメッセージの深さ、情報文化は、まるでミームのように張り巡らされて、何度見てもリリカルでスピリチュアルでかつリアルでフラジャイルな魅力に溢れている。

 これはひとえに監督の力と、そしてこの映画を創り上げたキャスト、スタッフ、すべての秀逸な力の結集だ。

 ぜひ、ご覧下さい。
 残念なことに結構、空いています。だから、早めにご覧になると良いと思います〜。(でないと終わっちゃうよ〜)

 本格的世界史好き我が息子も一応満足していましたよ。

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February 11, 2008

2008、空色茜雲

 みなさん、大変ご無沙汰しました。
 2008年も、あっというまに時は流れ、2月も半ばに向かうところです。

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 ちなみにこの炎は、2008年1月1日の深夜(要するに新しい年になったばかりの夜)の初詣に行った天神神社での焚き火です。

 炎は命の源。じっと見つめていると、自分の体の奥の何かに届く気がしました。

 ところで、、
 今年は(今年も?)、新年からなんだかんだと忙しく、先週一週間は、東京ビックサイトでの「ギフトショー」に家田紙工の美濃手漉き和紙関係の仕事でずっと参加していました。

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 連日、ブースに立って、1/100ブランド「美濃手漉き透かし和紙」の説明や、「水うちわ」の話をし続けました。自分が想いをたくさん込めて制作したグッズですから、自ずと熱が入ります。
 私の話をじっと聞いてくださって、「じゃあ、頑張って販売してみます!」と仰って、購入を決めて下さった全国からお越し下さったバイヤーや、ショップ担当者のみなさんの言葉には、いつも涙が出そうになります。

 みなさん、本当にありがとうhappy02

 素敵な言葉を沢山いただきました。
 宇津木さんに無理を言って試作していただいた美濃手漉き透かし和紙のテーブルウェアセットも、とっても好評でした!wink
 ぜったい商品にしようと心に決めましたよ。宇津木さん〜。ありがとう!happy02

 今でこそ、エコとか、ロハスとか当たり前に言われているけど、私が美濃和紙に関わり始めた頃は、そういうコンセプトが「お金になっていく」ことを理解してくれる人はまだまだ少なかった。
 そして「お金になること」が、「社会や環境のためになる良い事だ」ということに結びつけて行ける事も、「理想主義者の戯言」だと思う人の方が多かった。
 そんな中で、「これらのことは絶対に大切なことだから、まずは行動してほしい」とここまで頑張ってきた。
 これだけは、胸を張って言えるんです。
 私の想いと、コンセプトと、願いとアクションプランニングは、その頃から(というかある意味では物心ついたときから)、まったくぶれていないということ。

 仕事は「愛情」と「感謝」と「他者理解」と「寛容の精神」と「創造力」と「楽しむ事=笑顔」が大切。そんな気持ちが、自然に頑張る私や、あなたが集まってくる。。

 そして、本当に尊敬できる「先輩」を持つ事。

 反省こそが、成長のステップであり、それが前向きに生きること。

 今年も私はギフトショーに参加して、日本中の頑張っている人々を目の当たりにして、刺激をたくさん頂きました。
 なんたって、私は自分の作って来たもの、作りたいと願っているものを信じている。その力を信じて、託して、明日からまた、頑張ろう。

 ギフトショーの帰り道、渋滞する首都高速での車の中から撮影した空の写真。

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 緩やかに溶けるような夕焼けの蒼とオレンジにす〜〜っと包まれた私でした。

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December 21, 2007

もうすぐ「こよみのよぶね!」

 Koyomi_front_8 いよいよ、明日(12/22)、冬至の日は、つながるアート〜第2回「こよみのよぶね」です。

 今、その準備やなんやかやで猛烈に忙しく、、、ですが、みなさん、ぜひ、長良川に来て下さい。そして貴方の2007年を振り返ってみてください。

 チラシのコピー、
「人と、自然と、場所と、文化と、そして時を紡いで、あかりを灯し、一年で一番寄るが長い冬の日に長良川を流れます。」
 
 この一文は私が書きました。私の想いが込められています。


 いろいろ大変だったけど、みんなの力でここまで来ました。
 ぜひぜひ、みなさん、う〜〜んと暖かくして、長良川にお越し下さい。

 小さな「あかり灯ウォーク/冬」も同時開催です。
 私はだいたい、「すぎ山」という旅館前あたりの本部席近辺にいます。もし、お越しの際はぜひ、声をかけて下さいね。

16dm_front_4 また「てつめいギャラリー」では、つながるアート〜こよみのよぶね2007企画展「私の立ち居地」展も開催中です。若手の3人のアーティストの作品と、そしてこよみのよぶねのワークショップも行っていますよ。
 お待ちしています〜!!

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